面白かった!
主人公の景(きょう)の魅力に、どんどん惹き付けられていった。豪快で、まっすぐで、泉州侍が言うところの「阿呆」で…。突っ走って行くのかと思いきや、現実に打ちのめされて折れかけたりする姿も、人間味があって、すてきだっだ。
四国の村上海賊のたちと、大阪湾で戦いを繰り広げた泉州侍たち。大阪の地名もたくさんでてきて、現代の大阪と重ね合わせたりしながら読むのも楽しかった。住吉の辺とかが、海だったとは驚き。
泉州侍たちも、豪快ですてきだった。なかでも七五三野兵衛の男っぷりは清々しかった。泉州の人たちは、なんとなく恐いイメージだったけど、口は荒いが「面白い(おもしゃい)」ことを好む気質なのだと思えば、愛嬌にも思えてくるから不思議。
結構血だらけな場面も多かったけど、怖さはなかった。それは多分、現代とは違う当時の死生観が話の中て生きているからだろう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年1月29日
- 読了日 : 2017年1月29日
- 本棚登録日 : 2017年1月29日
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