1日で学び直す哲学 常識を打ち破る思考力をつける (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2013年8月9日発売)
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感想 : 19

ぼくは哲学がわからないのだが、そのわからなさは例えば量子論や相対性理論がわからない、のわからないとはだいぶ違う。
哲学という学問分野?が、どのような役に立って、何を目的としているのかがわからない。

いや、「役に立つ」はこの際どうでもよいのかもしれない。クマムシの研究や、鳩が首振って歩く訳の研究も別段役には立たない。クマムシ牧場が産業化される可能性はごく少ないだろうし、クマムシ研究者がそれを目指しているとも思えない。彼らは知りたいだけなのだ。

で、哲学がわからない。哲学者は何が知りたいのだろう。哲学はどのような役に立つのだろう。哲学するものとしないものには、どのような差が現れるのだろう?

本書は哲学の歴史と代表的な学説?を俯瞰するには手頃だと思う。
ただ、上記のような質問には答えてくれないので、結局ぼくは哲学がわからないままだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 啓発・思想
感想投稿日 : 2019年10月26日
読了日 : 2019年10月16日
本棚登録日 : 2019年10月16日

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