美しい・・・漁村に沈む夕日の描写から道端に転がる錆びたスパナの描写まで筆舌尽くしがたい美しさ。どの著作読んでも思うけど日本語の極地を行ってるね。全体に広がる深い悲しみと炎のような情欲。一葉の写真から物語が始まるのは太宰の『人間失格』を思い出させられたな。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年7月7日
- 本棚登録日 : 2013年7月7日
みんなの感想をみる