嫉妬の世界史 (新潮新書 91)

著者 :
  • 新潮社 (2004年11月17日発売)
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自分を苛む嫉妬の感情に対処することを目的に、

佐藤優『嫉妬と自己愛 「負の感情」を制した者だけが生き残れる』にて推薦されていたため、購入しました。

まず、嫉妬とは何かを考えたとき、
"他人が順調であることをにくむ感情"
という定義は、言い得て妙だと感じました。

本書では、偉人の例を取り上げ、嫉妬がいかに危険なものであるかを教え、他人の嫉妬を買わないように警告しています、

自分の場合、嫉妬を買う側ではなく、抱く側だったのですが、本書の例を読み、体感した嫉妬の罪の大きさに、いつの間にか自分の抱える嫉妬が小さくなっていました。

私は秀才でも天才でもありませんが、沈黙は金なりという言葉を心得、そうは言っても、勇気まで失わないよう精進していこうと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年12月31日
読了日 : 2020年7月3日
本棚登録日 : 2020年7月3日

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