殺人事件の犯人を捜し、主人公に包丁の研ぎを依頼した女性の濡れ衣を晴らす話なのですが主人公は走り回ってばかりで推理をしたのは鍛冶職人。犯人を追い詰める役も奉行所絡みの人々や主人公と付き合いのある元締めの配下で主人公の影の薄いこと。
後半も呆気なく、主人公の気持ちや彼の周りの女性陣の恋心の行方は置いてきぼりで終わってしまいました…。
しかし人情味に溢れた登場人物と江戸の生活が目に見えるようで、このあたりは面白く読めました。肝心の話の筋立てが物足りなく感じてしまったのは残念です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年5月24日
- 読了日 : 2016年5月24日
- 本棚登録日 : 2016年5月24日
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