旅屋おかえり (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2014年9月19日発売)
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本棚登録 : 10430
感想 : 913
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タイトルからしてずっと旅館の女将さんの話と勘違いしておりました。
旅に出られない依頼人の代わりに旅に出る、“旅屋のおかえり”さんの話でした。

うるっと感動は来るものの、苦手分野。
私は現実的に考えがちなので、特に最初の依頼人の話は気になってしまった。
ALSを患う娘が人工呼吸器装着を希望しない、しかし母は装着して欲しいと意見が食い違う。
どちらの言い分も分かる。しかしそこにおかえりさんが“旅屋”として介入する展開は嫌だった。
ごめんなさい…(*>ㅅ<)՞՞

おかえりさんが旅リポートで紡ぎ出す言葉はキレイだなと思った。著者の「本日はお日柄もよく」を思い出す。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学:作者は行
感想投稿日 : 2023年12月12日
読了日 : 2023年12月12日
本棚登録日 : 2023年12月12日

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