スローリズム (幻冬舎ルチル文庫 す 2-3)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス (2008年3月17日発売)
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本棚登録 : 312
感想 : 44
5

良い話。濃くてでも純粋で上質な映画を一本観終えたような話だった。
最初から最後まで矢萩の水森に対する愛が深く感じられる。途中からは水森が矢萩に対する愛も感じられて、幸福に浸れた。
押し付けがましく巻くて相手のことを尊重している姿勢の無償の愛。行き違いにもなるけど、それも二人にとっては大事なことで読んでいるとため息をつきたくなるくらい羨ましい関係だと思った。心情的には堀田くんに近いかも。
告白の場面はドキドキしたし、変化していく二人にもドキドキして、とにかくいい作品だった。掘り出し物だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  BL
感想投稿日 : 2013年7月11日
読了日 : 2013年7月11日
本棚登録日 : 2013年7月11日

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