儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 (講談社+α新書)

  • 講談社 (2017年2月21日発売)
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まず、日本人以外からこうした本が出される点については感謝しかない。

出来れば、英語版でも出版してほしいものですが、どうなんだろう?

日露戦争時に諜報活動で逮捕された二人の日本人の話がよかった。

ロシア人の取り調べにも凛とした態度で弁解はせず「国家に尽くした」と主張する姿に感銘を受けたロシア兵も本来は絞首刑のところ軍人として銃殺刑に変更、さらに二人の命を救いたいと将軍に助命嘆願まで行うも、将軍は「日本人が死を決して任に臨んでいる以上、生を望まないであろう」と返答。この後の話がいい。
日本人捕虜の一人が大金を所持しており、この金をロシアの赤十字に寄付すると申し出る。(ロシア軍がこの金を勝手に没収しなかった方が驚き!)
ロシア兵は驚いて、「なぜ家族に送らない、ちゃんと家族に届くようにしてやるから」と説得するも、「日本は我々の遺族を見捨てるような国ではありません。寄付を申し出たのは、不幸にも日本軍の銃弾に当たって傷ついたロシア兵へのせめてもの罪滅ぼしです」と語る。(P148)

「戦争反対」の言葉を、日本侵略を目論んでいる外国に対してではなく、国民の命と財産を守り抜く日本政府に向けて叫んでいる人たち。(P176)

日本国憲法を「平和憲法」と呼ぶのは間違いです、正しくは「平和を願う憲法」です。(P198)

内容が重複する個所もありますが、とてもわかりやすく書かれている良書ですので、一読をお勧めします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年8月21日
読了日 : 2018年8月21日
本棚登録日 : 2018年8月21日

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