ゴッホの絵画を巡って起こる殺人と、そしてゴッホの死に隠された真相を暴く、という、一冊で二度おいしい作品。個人的には、「ゴッホは自殺だったのか」の検証が面白かったなあ。歴史ミステリっぽくも読めるかも。
ゴッホを知らない人はまあいないだろうけれど、そのバックグラウンドまで詳しく知っている人はなかなかいないかな。私もそうなので、「そうか、そんな裏があったのかー!」と信じて完全に騙されていたり(笑)。いや、でもこれが真相でもおかしくないんだよね?
あと、ちらりと出ていた「日本人の美術館好きな習性」にはなんだか納得。「有名なものなら見ておかないと損」っての、たしかにあるよなあ。でもたぶん、間違ってるんだよね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2010年1月15日
- 読了日 : 2010年1月15日
- 本棚登録日 : 2010年1月15日
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