ゴーレムの檻 (カッパノベルス)

著者 :
  • 光文社 (2005年3月25日発売)
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本棚登録 : 113
感想 : 23
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げ、まさか物理トリック~!? と一瞬後悔。いやしかし、ぜんっぜんそんなことはありません。物理といえば確かに物理だけど……そんなもの超越して、とことん論理(自分でもよくわかんない評だとは思うけれど、そうとしか言いようないぞ)。どうも「アリア系銀河鉄道」シリーズのようなので、そちらも読まなきゃ。
「シュレディンガーDOOR」は、解決も綺麗だけれどその謎だけで非常に魅力的。これにはわくわくしたなあ(そもそも「シュレディンガーの猫」命題にときめくぞ)。そして表題作「ゴーレムの檻」。これはすごい! トリックそのものもだけれど、その動機というか、バックグラウンドが美しい。これには唸らされたなあ。帯(表紙)の言葉がなんともいえません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2010年1月15日
読了日 : 2010年1月15日
本棚登録日 : 2010年1月15日

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