O嬢の物語 (河出文庫 レ 1-1)

  • 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
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感想 : 80
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Pauline Réageが1954年にジャン=ジャック・ポーヴェール書店より刊行した小説。1975年に映画化され、ポルノだと思っている人が多いと思いますが、原作小説についてだけいえば、官能小説ではありません。サディスティックな描写、マゾヒスティックな描写、ホモセクシャルな描写やレズビアンな描写などもありますが、主人公Oの心理描写が大半を占めており、そういう部分を期待して読むとがっかりします。この心理描写が、とても細かいのでもの凄く生々しく、感覚を刺激してきます。澁澤龍彦の訳はさすがだと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 900 文学
感想投稿日 : 2014年3月25日
読了日 : 2014年3月25日
本棚登録日 : 2014年3月25日

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コメント 1件

だいさんのコメント
2014/10/05

>澁澤龍彦の訳はさすがだと思いました。

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