自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫) (青春文庫 お- 1)
- 青春出版社 (1993年8月1日発売)
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出過ぎた杭は打たれない。
自己啓発の類をあまり読んでいなかったので、読んでみたかったこの一冊から。
兎にも角にも自分を持て、ということ。社会なんて気にするな。出る杭は打たれる、出過ぎた杭は打たれない。そんなところ。
読んでいて、はっとすることの連続だった。我を持っているつもりでも、周りを気にしている、し過ぎているのだと自覚した。
「それが悪いことではない。しかし君は人生を愉しんでいるのか?」
岡本太郎に、終始そう問われている気分だった。
もっと人生を愉しみたい。もっと自分の色を出していきたい。読了後、その感情に満たされた。
ダメな自分をかっこよくしてくれる魔法はそこにはない。そこには、ダメな自分を存分に愉しもうというエネルギーがある。
真っ直ぐに生きる勇気をくれる一冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自己啓発
- 感想投稿日 : 2020年8月8日
- 読了日 : 2020年8月8日
- 本棚登録日 : 2020年4月23日
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