「無限の暗殺者」が試読に最適。
イーガンを知らない人は立ち読みでもなんでもさっと目を通してみるとよい。
世界がどんどん崩壊してく派手な演出。
追っているはずなのにいつの間にか追い詰められているというプロットも短編に適している。
あ〜なるほど、並行宇宙をそういうふうに使うのか、と一発でわかる。
イーガンの多用するテーマの一つ、多世界解釈モノの入門編。
宇宙消失の様な長編にいきなり手を出して、拡散・収縮の話とかで躓いてしまうと読了すら危うい(それこそイーガンを楽しめなかった世界の自分になってしまう)。こういうワンアイデアの短編をいつくか読んで、好みに合うかどうか探っていくのが大人のやり方かと。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2008年4月2日
- 本棚登録日 : 2008年4月2日
みんなの感想をみる