博士とその周囲との関係性の、どれもがすごくピュアな「愛」でできている。ルートとの絆や、江夏への敬愛や......形は様々でも、どれもが胸にジンとしみる。記憶が続かないからこそ、博士の愛は常に純粋なものに更新されていくのでしょうね。
数学の世界の、崇高で奥深い雰囲気にも魅惑される......優しさと高尚さが入り混じった不思議な余韻。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学(現代)
- 感想投稿日 : 2017年3月18日
- 読了日 : 2017年2月27日
- 本棚登録日 : 2017年2月25日
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