死ねばいいのに

著者 :
  • 講談社 (2010年5月15日発売)
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本棚登録 : 4650
感想 : 784
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読みやすい本ではあったが、微妙だなと感じる点がいくつかあり、
・各章の展開が同じなため、途中で少し飽きがきてしまう。
・殺人事件を取り扱うものの、ミステリーとしては謎がなく(犯人も早い段階で示唆される)、人物の心理描写が中心なため、謎解きを期待していると少し残念な気持ちになる
・渡来の喋り方が(キャラ設定上仕方ないが)読みにくく、読み進めるのにストレスがある。
 理解力がない設定故かと思えば突然頭の回転が速くなったかのように喋るので、都合のいい動きをするためのキャラクターに思えてしまった。
・自分自身がふとした時に死にたいと思ってしまうタイプの人間なため、各キャラクターの死に対する心情に寄り添うことが難しかった。
 みんなそんな生い立ちとか精神状態で、なんで死にたいって思ったことないんだ。

 死にたい、と人生で一度も感じたことない人にとっては面白い一冊になるのかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月27日
読了日 : 2024年3月27日
本棚登録日 : 2024年3月27日

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