少女地獄 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (1976年11月29日発売)
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感想 : 451
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①小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』と並んで、日本探偵小説三大奇書と言われる「ドグラ・マグラ」の作者、夢野久作作品。
②過日読み終えた「おちくぼ姫」同様に人気てぬぐい店「かまわぬ」とのコラボ和柄Specialカバーである。

上記2点が本書を購入した理由、「ドグラ・マグラ」の難解さを思い出す度に手にとることを躊躇い、積読となっていましたが、何故か今回はすんなりと手に取ることが出来ました。

初版は昭和51年1月30日に初版発行された本書、私が所持しているのは平成25年5月25日の70版発行分。

初版から約37年半で70版、いかに多くの読者が手にして来たかがわかります。

表題作でもあり巻頭に収められている「少女地獄」には「何でもない」「殺人リレー」「火星の女」の3篇の短篇ですが、著者が戦前(昭和11年)に書いた作品。

正直に言えば、やはり読み辛い...

ただこれだけ版を重ねてきた本書、読み辛いと感じるのはまだまだ私の力不足ということ。

好きで購入したまま積読となっている多くの皆川博子作品にも手がのびないのはそれが理由。

もっと頑張らないと^^;

説明
可憐な少女姫草ユリ子は、すべての人間に好意を抱かせる天才的な看護婦だった。その秘密は、虚言癖にあった。ウソを支えるためにまたウソをつく。【夢幻」の世界に生きた少女の果ては…。(松田 修)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 夢野久作
感想投稿日 : 2023年3月19日
読了日 : 2023年3月19日
本棚登録日 : 2019年7月29日

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