虐めが原因で自殺した少年の遺書に親友と名指し感謝された少年の言葉で語られる、「十字架」を背負わされたその後の話。
遺書に書かれたのは、この少年の他に、虐めの中心人物二人、思いを寄せていた少女一人の名。
自殺した少年が何を思い、遺書に四人の名をかいたかは本人しかわからないが、親友と書かれた少年と少女は、自殺した少年の事を忘れられない。
心情を、成長した姿を、折りにに触れ思い出し、問い掛ける。答は出ることはないが…
自殺した少年の両親の様子や心情がリアルに伝わり、苦しい。
十字架を「背負わされた」から「背負っていく」覚悟まで人はどれだけの道程が必要なのだろうか…
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中高生学生 イジメ
- 感想投稿日 : 2013年1月22日
- 読了日 : 2013年1月22日
- 本棚登録日 : 2012年12月27日
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