ドラッカーの遺言 (講談社BIZ)

  • 講談社 (2006年1月20日発売)
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本棚登録 : 476
感想 : 69
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経営学のカリスマ、ピーター・ドラッカーへのインタビューをまとめた本。ドラッカー氏が亡くなる5か月前ほどに行われたそうだから、まさに遺言となったようだ。彼は2005年に亡くなっているが、予言めいたものを残しており、そのいくつかは2018年の現在までに現実になっている。本書は日本人がインタビューをしたため、日本人に向けたメッセージもある。彼は日本の経営者とも多くの仕事をし、親日家だったようだ。
「おっ」と思える斬新なメッセージもある。彼が提唱しているのは、変化に強くあれ、ということと、そうなるためには日々学び続けなければならないということである。
経済記者による後書きは、直訳調で読みづらかった。また、途中に差し込まれている写真が本文と全く関係ないだけではなく、美しくもなく意味不明だった。
簡潔で分かりやすいので、ドラッカーの入門には有意義な本だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年7月13日
読了日 : 2018年7月13日
本棚登録日 : 2018年7月13日

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