やはり司馬さんの幕末モノ(特に長編)は良いですね。
先見の明を持ちながら、長岡藩士という立場に拘り続けた継之助。
「長岡藩のため」という彼の思想が、結果的に藩を滅ぼすことになる悲劇・・・。
特に、西軍(官軍)との交渉が不備に終わり、継之助が官軍本営から去っていく場面からの展開は、胸を締め付けられるような気持ちで読みました。
河井継之助という人は、著者の司馬さんも仰っているように「多少奇形であるにしても、人間の芸術作品」といえるように思います。
読書状況:読み終わった
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2015年読了分
- 感想投稿日 : 2015年2月15日
- 読了日 : 2015年2月15日
- 本棚登録日 : 2015年2月15日
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