拾遺の厚い世界も京極さんで
堪能できて大満足の遠野の時間。
山男、天狗、青入道、天女、河童。
昔の話には欠かせない怪異なる
生き物と人間が平地を共に生きていた時代。
大男は餅好きで、蛇を殺すと祟られ、
狐はなぜ人を化かすと謂われたんだろう。
たくさんの言い伝えられてきた怪異は
恐ろしい話もたくさんあるけれど、
今も昔もやっぱり一番怖く残酷なのは
人間をおいて他になく…。
自分は罪深く、業深い生物であることを肝に銘じて、
感謝の気持ちを大切に生きていきたい。
読書状況:読み終わった
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■ 京極夏彦
- 感想投稿日 : 2014年6月24日
- 読了日 : 2014年6月24日
- 本棚登録日 : 2014年6月24日
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