遠野物語拾遺retold

  • KADOKAWA/角川学芸出版 (2014年6月10日発売)
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本棚登録 : 410
感想 : 44
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拾遺の厚い世界も京極さんで
堪能できて大満足の遠野の時間。

山男、天狗、青入道、天女、河童。
昔の話には欠かせない怪異なる
生き物と人間が平地を共に生きていた時代。

大男は餅好きで、蛇を殺すと祟られ、
狐はなぜ人を化かすと謂われたんだろう。

たくさんの言い伝えられてきた怪異は
恐ろしい話もたくさんあるけれど、
今も昔もやっぱり一番怖く残酷なのは
人間をおいて他になく…。
自分は罪深く、業深い生物であることを肝に銘じて、
感謝の気持ちを大切に生きていきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ■ 京極夏彦
感想投稿日 : 2014年6月24日
読了日 : 2014年6月24日
本棚登録日 : 2014年6月24日

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