文学部唯野教授 (岩波現代文庫 文芸 1)

著者 :
  • 岩波書店 (2000年1月14日発売)
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本棚登録 : 2286
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筒井康隆の本は、学生の頃によく読んだ。友人達とドタバタの短編を読んで話のネタにしたものだ。この本も、ベースは大学教授の裏事情やドタバタのストーリー。但し作者が考える文学論・思想を主人公に真面目に語らせており、創作部分とアカデミックな部分のギャップが凄い。面白い小説を読みながら、勉強にもなるという大変凝った本になっている。こういうアイデア、それも筒井康隆らしいと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2021年4月30日
読了日 : 2011年7月8日
本棚登録日 : 2011年7月8日

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