乾燥標本収蔵1号室―大英自然史博物館 迷宮への招待

  • NHK出版 (2011年4月22日発売)
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大英自然史博物館の舞台裏
大英自然史博物館は、大英博物館の一部として成立した。
この本では、著者が勤務する博物館の歴史とそこで活動する人々の姿と業績に焦点を当てて紹介している。内容は著者の専門分野である古生物学や生物学、鉱物学の様々なエピソードを集めたものです。博物館の多くの職員は、自然に存在するものを研究し、分類するのが主な仕事です。数十年に渡って、ひとつのテーマを研究する人もおり、意欲と根気が必要な職業です。そういう人達の中には、いろいろ変わった人も多くて、エピソードに事欠かないようです。著者は多くの先輩や同僚達を紹介していますが、ほとんどが一般には無名の人達で、読んでいて映画のスタッフを一人一人紹介されているような印象があった。まあそれも悪くはないのだけれど、読み終わったら誰が誰なのか全く名前を覚えていなかった。(さすがに歴史に残るオーエンやハリソンの名前は知っているが)博物館の舞台裏の紹介は面白いテーマでエピソードの楽しめるのですが、もう少し系統立てて仕事の中身を紹介して欲しいと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: サイエンス
感想投稿日 : 2020年1月2日
読了日 : 2016年1月29日
本棚登録日 : 2020年1月2日

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