宮部みゆきの時代もの。本所七不思議をベースにした7つの連作短編。ちょっとミステリ要素もあり、読者を引っ張りつつ、最後は余韻を残す。上手いな。
「片葉の芦」「置いてけ堀」が良かった。
人生に楔を打つような本ではないが、ちょっとした空き時間に読んで、江戸情緒を味わえ、悪くない。年配の人に薦めやすい。
しかし、あまり時代劇が放送されなくなった今、こういう時代ものを進んで読む若い人っているのかな。岡っ引きと言われても、あの格好がイメージできないと読みにくいのではないかと。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年5月17日
- 読了日 : 2020年5月17日
- 本棚登録日 : 2020年5月17日
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