身がわり王子と大どろぼう (子どもの文学・青い海シリーズ 18)

  • 童話館出版 (2011年12月1日発売)
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本棚登録 : 64
感想 : 8
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ポール・フライシュマンの父によるニューベリー賞受賞作ということで、大いに期待して読んだ。
設定は面白いのに、なんだか、テンポが悪い。翻訳のせいか?
悪たれ王子のキャラクターもいまいち納得できない。
主役の身代わり王子とあくたれ王子だけでなく、泥棒や少女などの脇役も魅力に欠ける。
登場人物に魅力がなく、テンポも悪いと、ちっとも面白くない。
これだけの設定があれば、もっともっと面白くできたろうに。
ポール・フライシュマンは結構面白いが、父親はもういいかと思った。
翻訳小説は場所、時代、名前などハードルがいくつかあり、大人向けでも日本語の小説より読み手は少ないが、児童文学はもっとそうだ。
子どもはあまり根気強くない。
だからこそ、海外の児童文学のいい作品は、教えて読ませたいと思う。
でも、これは、ま、読まなくてもよし。
読んで悪いわけじゃないけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年11月13日
読了日 : 2013年11月13日
本棚登録日 : 2013年11月13日

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