最後の一行を読み終わったとき、ため息をつきつつ思った。
「あぁ、終わってしまった」と。でも次の瞬間気付いた。
「違う、これは終わりじゃなくて始まりなのだ。そうだ、彼らの長い長い物語がここから始まるのだ」と。
いやでもちがう。これは彼らの物語ではなく、私たちのこれまでの、そしてこれからのずっと続く世界の始まりの物語なのだ。
広くて狭い、大きくてちいさな、この世界の魂の全てがここに宿っている、そんな一冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2014年9月
- 感想投稿日 : 2014年9月25日
- 読了日 : 2014年9月25日
- 本棚登録日 : 2014年9月25日
みんなの感想をみる