Windows95の開発に携わったベテランエンジニアによるタスク消化の仕方に関する本
ノウハウとしては4章からでよい(それまではやや自己陶酔感がしんどい)、また内容としても早く取り掛かれ、というそう新規性がある話ではない。ただ、8:2という具体的な尺度が示されている点で良い。他方であくまで自己完結した仕事に最大適応しているので(本書中のアレンジを加えても)他部署と連携しつつやや受け身にプロダクトを作成する仕事(監査をする仕事等)や緊急性を要する仕事(防災や治安職等)には相当のアレンジを要すると思う。
また仕事観についてはやや過激ないし過剰な面が感じられるが、黎明期エンジニアというバックグラウンドを考慮すればこのくらい陽キャでも「らしい」といえるかもしれない。いずれにせよあまり汎用性のある生き方ではないと思うので、あくまで8割の仕事をはじめ2割の時間で終わらせるという尺度を最大限活用して活かしていくのが重要か。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教養(理工学)
- 感想投稿日 : 2023年4月15日
- 読了日 : 2023年4月15日
- 本棚登録日 : 2023年4月10日
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