人質の朗読会

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年2月1日発売)
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本棚登録 : 3521
感想 : 659
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そこに悲壮感は感じられない。
地球の裏側で人質にとられた人たちが、朗読会というより自己を語る会をする。ひとつひとつがひとりひとりの人生の深部を告白するように語る。
この本は、あるラジオ番組のゲストだった中嶋朋子さんが、大好きな本と紹介していた。「北の国から」の螢ちゃん時代から注目していた中嶋朋子さん。早速図書館で探し出し、読み始めた。
不思議で優しくて残酷。
杖、やまびこビスケット、コンソメスープ名人、槍投げの青年がことのほか面白い。

初小川洋子さん。文章も気に入った!また好きな作家が増えた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小川洋子
感想投稿日 : 2024年3月23日
読了日 : 2024年3月23日
本棚登録日 : 2024年3月23日

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