そこに悲壮感は感じられない。
地球の裏側で人質にとられた人たちが、朗読会というより自己を語る会をする。ひとつひとつがひとりひとりの人生の深部を告白するように語る。
この本は、あるラジオ番組のゲストだった中嶋朋子さんが、大好きな本と紹介していた。「北の国から」の螢ちゃん時代から注目していた中嶋朋子さん。早速図書館で探し出し、読み始めた。
不思議で優しくて残酷。
杖、やまびこビスケット、コンソメスープ名人、槍投げの青年がことのほか面白い。
初小川洋子さん。文章も気に入った!また好きな作家が増えた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小川洋子
- 感想投稿日 : 2024年3月23日
- 読了日 : 2024年3月23日
- 本棚登録日 : 2024年3月23日
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