会社の先輩から、何冊か纏めてお借りした中の一冊。
もう一冊別の本を読み進めているのだが、今回はどちらも私の好みではないのか、かなり時間がかかってしまった。
読んでいると眠くなり、眠ってしまう(笑)
横山先生の警察モノは、かなり読みやすく面白いのだが、この作品は短編集。。。
一作、一作は絶対面白いはずなのに、とにかく短い為、やっと登場人物に寄り添えるようになった頃に終わってしまう(>_<)
七篇の短編集だった。
深追い
自転車で帰宅途中の男性がよろけ、直進してきたトラックに轢かれて亡くなった。
被害者の妻は、交通課事故係主任、秋葉の小中学校の同級生だった。
被害者の男性の近くにはカード型のポケットベルが落ちていた。
秋葉はポケットベルの返却を理由に、弔問に訪れるが。。。
又聞き
三枝達哉が7歳の時、海水浴場で溺れ、近くで遊泳中の大学生2人が救助に向かった。
うち、小西和彦が高波にのまれ死亡。
達哉はもう1人の大学生、大石博史によって助けられる。
15年後、三枝は刑事課の鑑識係になっていた。
毎年訪れる小西の家で、小西の母親から写真を見せて貰っていた時、これまで無かった違和感を覚えた。。。
仕返し
的場彰一は警察署の次長だ。
息子が小学校で虐めにあっていることを知り、中高一貫の私立を受験する為に、見学に出かける。
そんな頃、近くの公園でホームレスが死亡した。
ホームレスの死亡原因を調査するも、当日は自分の誕生会をする為に、妻も息子も彼のために夕飯を待ってくれていた。
ホームレスの死亡については事件性もなく、雑な調査に終わり、帰宅し、家族との団欒を楽しむ。
しかし、ホームレスが死亡する前に警察に顔を出していたことが発覚する。
等々、話としてはめっちゃ惹きつけられるような掴み。。。
中でもこの仕返しは秀逸。
ゾワゾワするような面白さが。。。
どれも長編でじっくり読みたかった。。。
いい話ばかりな為、余計に残念。。。
- 感想投稿日 : 2022年9月25日
- 読了日 : 2022年9月25日
- 本棚登録日 : 2022年9月25日
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