この本は「憲法」の本であるが、単なる「憲法」の本ではない。もちろん、日本国憲法の条文解釈の本でもない。そんな視野の狭い話ではなく、「近代法」そのものを社会科学的見地から解き明かした本である。「憲法」に関する本を一冊だけ読めと言われたら、有無を言わさず本書をお勧めする。そのくらい素晴らしい本だ。「法学」や「政治学」の枠を超えられない学者には絶対書けない本である。さすが社会科学の碩学である。
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カテゴリ:
政治・地政学本
- 感想投稿日 : 2008年1月22日
- 本棚登録日 : 2008年1月22日
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