偉大なワンドゥードル最後の一匹

  • 小学館 (2008年6月13日発売)
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感想 : 23
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ポッター家の三兄弟、ベン・トム・リンディはある日ちょっと変わった博士、サバント教授に出会います。博士はこどもたちにワンドゥードルランドに行こうと誘います。想像力でしか行けないその国に行くにはこどもはぴったり。世界にただ一匹のワンドゥードルに会うために博士とこどもたちの訓練が始まります。そしてがんばり帽を被り、ついにワンドゥードルランドに行きます。さまざまな生き物たちに阻まれながら、ついにワンドゥードルに出会います。人間を避けながらも、さびしく思っていたワンドゥードルの願いとは。。。
想像力を鍛えるための訓練がおもしろい。目の前にあるものをただ「見る」のではなく、もっと深く「見る」こととか大人になるにつれて忘れがちな想像力や五感の使い方が描かれていて、なんか大事なことを改めて気づかされた気がする。不思議な鳥、ウィッフルバードとか愉快な猫のスプリッターキャット、ワンドゥードルの執事、プロックなどなどおもしろい生き物もたくさん出てくる。ファンタジーとしてもおもしろいし、色々大事なことも教えてくれる。ジュリー・アンドリュースがまさかこんな面白いものを書くとは思わなかった。マンディの方が後らしいけど、こっちの方が全然良いと思う。2008/11/28

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: こどもの本
感想投稿日 : 2008年12月1日
読了日 : 2008年12月1日
本棚登録日 : 2008年12月1日

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