つめたいよるに (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1996年5月29日発売)
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本棚登録 : 14150
感想 : 1166
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短編集を読んだことはほとんどなかったので、1つの話がテンポよく出来上がっているものをポンポン読むのは気持ちが良かった。
まるでセンター試験の大問2だなと感じていたら、デュークがセンターの有名な過去問であることを友達に聞き、親近感がすごく沸いた。
どの話も江國さんの良さが詰まっており、心に訴えかけられるような面々が見られて、短いのに話が鋭く、読んでいて楽しかった。
特に印象に残っているのは、デュークと鬼ばばあ。命の終わりに付き物である別れや悲しみ、そういったものが自分には染み込みやすく、心が動かされた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年11月19日
読了日 : 2019年11月19日
本棚登録日 : 2019年11月18日

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