新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫) (文春文庫 し 1-67)

著者 :
  • 文藝春秋 (1998年9月10日発売)
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本棚登録 : 12400
感想 : 1102
5

「徳川慶喜」「酔って候」を読んだ際、ちらちらと垣間見える竜馬がとてもかっこよく、彼を主人公とした本書をぜひ読みたいと思っていた。
「坂の上の雲」を途中で挫折した経験があったので、読み進められるか自信がなかったが、本書はすいすい読めた。

竜馬は、なぜか自然と人を惹きつける。
ユーモアがある。
余裕がある。
人を地位や身分で判断しない。
他人を思いやる優しさをもっている。(恩着せがましくない)

こうした人柄に加え、確かな剣の腕があったということが、彼の土台となっていたのではないかと思う。剣の訓練によって、自制心や、他人を敬う心が備わったのではないか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学
感想投稿日 : 2013年6月3日
読了日 : 2013年6月3日
本棚登録日 : 2013年5月20日

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