大どろぼうホッツェンプロッツ: ドイツのゆかいな童話 (新・世界の子どもの本 1)

  • 偕成社 (1990年5月1日発売)
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本棚登録 : 1965
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おばあさんのコーヒーひきを奪った大どろぼうホッツェンプロッツを、二人の少年ゼッペルとカスパールが追う!小学校中級からが対象目安のよう。作者プロイスラー氏はドイツの小学校で長年教師をしていた方だそうで、ドイツ児童文学賞や国際アンデルセン賞作家賞等受賞されている。

親しい友人と話していて「今も記憶に残っている印象的な本」ということだったので、気になって読んでみました。いやー、児童文学侮ることなかれ。これ小学生のときに出会っていたら、きっと印象に残ったろうなと思う素敵な作品でした。

テンポよく進み、ハラハラしたり、ドキドキしたりしながら最後はハッピーエンド。大人になってから読んでいるので、「子供向けにここはひらがななんだな」とか、「これ小学生からすると難しい表現だと思うけれど、きっとこういう所から言葉とか漢字を学んでいくのかな」とか、「今の私だったら本作の主人公のような選択はしないけれど、これ大人だから思うことだなぁ」とか、違う形でも楽しめました。素敵な作品って色褪せないものですね。続きも読んでみようと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年10月18日
読了日 : 2021年10月6日
本棚登録日 : 2021年10月5日

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