高校生のための論理思考トレ-ニング (ちくま新書 604)

著者 :
  • 筑摩書房 (2006年6月1日発売)
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本棚登録 : 522
感想 : 40
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日本人は議論下手。なぜなら論理思考とは
「英語の思考様式」だから。 言語を通じた文化比較から、
英語がどのように論理を組み立てているかを理解、
それを日本語に応用する――アマゾンより抜粋。

ロジカルシンキングの新たな視座
――英語の論理の組み立て――を得ることができて,面白かった。

タイトルに惹かれて何気なく借りたのだけれども,
これは当たり本でした。

「高校生のための」と銘打っているが,
社会人が読んでもよいと思う。
論理的な会話ができていない人が多いので
――主張だけ述べて,根拠がない。
主張自体もハラ芸的表現なので曖昧。
日常会話を思い返してみるに,空気を読んだり,
ハラ芸的な表現が多いよね。みなまで言うな…みたいな。

おそらく,それは日本人同士にしか通じないんでしょうなぁ。
外国人にハラ芸的な言葉を発しても,
so what? so why? って突っ込まれちゃうよね。

追記。
本書は新書なのに,珍しく2色刷り――黒と青。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 830 英語
感想投稿日 : 2013年5月1日
読了日 : 2012年12月27日
本棚登録日 : 2013年4月3日

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