ごく普通の家庭に生まれ育ちながらもその計算高さを持て余していた優等生の畑中と、ワルを演じながらも実は家がヤクザの家系である重圧に辟易していた城田。
畑中はことあるごとに城田に関わろうとしますが城田はその理由が分からず、遂には大人になってから畑中は城田の組の組員にまでなってしまいます。
ここまではあらすじにもあるのですが、ここから先の展開はこの本丸々一冊使って描かれています。
この漫画で気に入っているところは何よりも話が丁寧だなという印象がしたところです。よくある一巻完結のBL漫画ならまずここで終わりだろうなという展開からさらにその後まで描かれていて、物語として重厚で面白かったです。
ヤクザと言えどドンパチするような感じではなく上の幹部が腹を探りながら裏のある会話をするような静かな話。ストーリー重視の方はまず気に入ると思います。
あとは絵柄の好みの問題です、少しざらっとしたタッチの絵柄なので可愛い系やキレイ系が好きな方はストライクではないかもしれませんがぜひ挑戦してみてほしいです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Manga
- 感想投稿日 : 2016年4月1日
- 読了日 : 2016年4月1日
- 本棚登録日 : 2016年4月1日
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