ルピナスさん: 小さなおばあさんのお話

  • ほるぷ出版 (1987年10月15日発売)
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感想 : 147
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ルピナスさん
これは本当の名前ではなく花の名前だった。
ルピナスという花を
この絵本で初めて知りました。
小さいころにおじいさんに言われた
「世の中を、もっとうつくしくするために、なにかしてもらいたいのだよ」
という約束を。
いろいろなところを旅したあと
小さいころの夢の海の近くに住んで
考えて長い年月を経て果たすお話。
絵がとても素敵。
文章も淡々と静かに進んでいって
とてもいい。
だが、小さい子には退屈だったようで
読んでいる途中で
膝の中から消えていきました。
でも、私にはここちよい絵本です。

小さいころ、わかいころは
いろいろと忙しいので、
自分のことでいっぱいいっぱいかもしれないけれど
年齢を重ねおちついたら、
ひとのためになにかできることを
さがしていきたいな。
と思わせてくれる絵本でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2024年3月18日
読了日 : 2024年3月17日
本棚登録日 : 2024年3月17日

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