氏の作品は「最悪」を読んで以来久々でしたが、複数の関わりのない主人公達の視点から物語が描かれ、徐々に一つの場所に集結していく手法は今回も踏襲している様子。それ自体好きな表現方法なので今回も非常に期待しています。
というかこの時点で充分面白い。
団塊Jr(ロスジェネとも言う…)の自分では知り得る事のない高度成長期の日本の様子を、複数の異なる立場から眺める感覚は新鮮。
その上で作者のメッセージも十分に伝わってくるので大変読み応え有り。
あとは前半だけでここまで書いていて、如何に後半を締めてくるのか。
非常に楽しみです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
kobo
- 感想投稿日 : 2014年3月29日
- 読了日 : 2014年3月29日
- 本棚登録日 : 2014年3月29日
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