予想に反して小気味の良いコメディだった等とはよくある事。
しかしまさか貴志祐介の、しかもホラーに同じ裏切りがあるとは誰が想像したでしょう!
悔しい…けど面白い。
誤解の無い様に言いますと本作は純粋にホラーです。
が、敵は表題の通り雀蜂。言ってしまえば大の大人が昆虫に立ち向かっていく姿など、本人が真剣であればあるほど滑稽に見えてしまうのは仕方の無い事なのでしょう。
恐らく作者もそれを承知の上で、敢えてそこに焦点を当てる事で読者と雀蜂を正対させる道を拓いたのではないでしょうか。
にしても笑いと緊張感で変になりそうです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
kobo
- 感想投稿日 : 2014年5月4日
- 読了日 : 2014年5月4日
- 本棚登録日 : 2014年5月4日
みんなの感想をみる