かたみ歌 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2008年1月29日発売)
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本棚登録 : 2826
感想 : 468
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’21年11月14日、読了。

いやぁ…只々、ため息。素晴らしかったです!

哀しさ、恐ろしさ、あたたかさ…色々な感情が、見事なバランスで混ざり合い、一冊の連作短編集を形造る様が、交響曲全集を聴き終えた様な圧倒的な感動と満足を、与えてくれました!

最終話「枯葉の天使」、泣けました。でも、お見事!

たった一つの不満足点は…巻末の、諸田玲子さんによる解説。ネタバレ、凄いです。本格ミステリーではないから、いいのかな?(以降、ネタバレ含む、と表記してある解説をよく見ますが…本書では有りませんでした。)解説を先に読むという方、ご注意を!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古本
感想投稿日 : 2021年11月14日
読了日 : 2021年11月14日
本棚登録日 : 2021年9月4日

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コメント 1件

shukawabestさんのコメント
2021/11/27

shukawabestです。僕が最初に読み終えたときも、まーちゃんさんと同じような感触でした。この作品大好きです。僕は連作短編が朱川さんの一番の魅力だと感じています。

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