北村薫のミステリー館 (新潮文庫 き 17-9)

制作 : 北村薫 
  • 新潮社 (2005年9月1日発売)
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本棚登録 : 126
感想 : 18
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もう何度も言っているけど、わたしは翻訳物の文章が読みにくくてニガテ。
「虎紳士」とか「息子」みたいな、「何言いたいんだ?」ってお話がダメ。
途中で投げ出しそうになったけど、でも「告げ口」以降はシンプルな分かりやすい話が続くし、後半は日本の作家だったからなんとか最後まで読めた。
一番のお気に入りは高橋克彦さんの「盗作の裏側」。
松本清張さんっぽい。
あと面白いのは、一寸法師を翻訳ソフトで英語にして、その英語をさらに翻訳ソフトで日本語にしたもの。
全く意味不明。ちんぷんかんぷん。
でもこの試みって、面白い。
っていうか、誰しも一度はやったことがあるのでは。(わたしだけ?)
最後に入っている北村薫さんと宮部みゆきさんとの対談「ミステリー館の愉しみ」を読むと、お二人がほんとにミステリー好きなのが分かる。
わたしは新本格の世代なんだなぁ。
確かにこの本に載ってる作品は面白かったけど、ちょっと物足りない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 北村薫
感想投稿日 : 2007年1月3日
読了日 : -
本棚登録日 : 2007年1月3日

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