文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2001年9月6日発売)
3.77
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本棚登録 : 7766
感想 : 623
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それにしても坊主が多過ぎて。
今回は、太平記の鉄鼠を予習して京極堂に備えつつ読み始めたのですが。
禅宗の蘊蓄から、唯心論・唯識論、禅と科学にまで話が広がりなかなか読了できないでおりました。
土瓶さんのアドバイスに従って、今回は通読に徹しました。
そしてこのシリーズは図書館本では、返却期限が気になって没頭できないので、分冊版を徐々に入手していこうと思います。

箱根山連続僧侶殺害事件。
何人誰が殺されて、犯人は誰かは把握しました。
久遠寺先生と菅野の再登場には、笑えました。
そして、京極堂の人名辞典なるものがあることも知りました。
匂わせBLも数ヶ所確認。
何が面白いか、まだレビューできるまで読めていません。
本離れなどと言われて久しいですが、新作の京極堂で盛り上がっている様子を見ますと、(読むのこんなに大変なのに!) なんかまだ世の中大丈夫かもなどと思う次第です。

下の娘が高校の時、煎茶部でそこの先生が黄檗弘風流でした。その時は、深く考えなかったのですが、禅宗からの発祥だったのかな。いろいろ含めて、勉強になります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説 
感想投稿日 : 2023年9月14日
読了日 : 2023年9月14日
本棚登録日 : 2023年7月2日

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コメント 11件

土瓶さんのコメント
2023/09/14

おつかれさまで~す^^

この作品、最初に読んだときには長いわりにはそうでもないな~、なんて思ったりもしましたが、再読すると妙に面白く感じて好きです。

久遠寺の爺さん、出ずっぱりでしょ。菅野のことはネタバレ臭いかなと思って伏せました。

さあ!

さあ、さあ、さあ!!

新作の「鵺の碑」もいいですが(まだ入手しておりませぬ)、次は、いよいよ「絡新婦の理」。

甲乙付け難いですが、シリーズ中で一番好きな作品です。

「あなたが——蜘蛛だったのですね」





匂わせBL、とは???
みんみん先生、助けてください(笑)

みんみんさんのコメント
2023/09/14

はい!
腐れ縁からの文句言いながらも離れないそして危機が迫ると命がけで助けます!
さぁどのキャラでいきましょうか笑

おびのりさんのコメント
2023/09/14

坊主で2カップル出てきたよね。
仏教と男色はセット。

おびのりさんのコメント
2023/09/14

泰全と慈行だったかな?
あと若手の美坊主。

傍らに珈琲を。さんのコメント
2023/09/14

1行目笑ったー 笑笑 ←まだニヨニヨしてます

ひまわりめろんさんのコメント
2023/09/14

予習を上回ってくる京極さんがたまらんのやろな
マゾヒズム的な

みんみんさんのコメント
2023/09/14

あ〜坊主、修道院、寄宿舎は間違いないですね笑

おびのりさんのコメント
2023/09/14

新作まで通読を目指します。

土瓶さんのコメント
2023/09/14

ちょうど今読んでいる「邪魅の雫」には、山下警部補が出てきます。

【「あの人はほら、正月の、箱根山の事件の捜査主任だよ。ほら、坊さんが大勢死んだ奴」】

なんか、バッサリだな(笑)

みんみんさんのコメント
2023/09/14

新作ほぼ立方体だったね(꒪⌓︎꒪)
みんな何日かけて読むんだろ…

おびのりさんのコメント
2023/09/14

さっきね、みんみんさんがフォロワーに増えたの。
みんみんが再登録かと思ったら別人!

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