〈10-12〉前編 5
ここから、各章の語部に牛河が加わる。
牛河が、青豆と天吾の過去を調べて、二人の繋がりをたどる。このあたりは、読者は、もうほとんど知っているのだから、ちょっと二度手間。
青豆は、この世界に入り込んだ場所に戻るが、入り口は閉ざされている。そして、聖母の様に胎内に生命を宿す。
天吾は、昏睡状態となった父の看護にあたる。何故か、そこで空気さなぎに入った10歳の青豆を見る。いよいよ、青豆を探し出す決心をする。
青豆は、潜伏先の近くの公園で天吾を見つける。
さて、二人は出会うことができるのか?主題は、何であったかもう忘れてきてしまった。
この巻は、看護婦が天吾を誘ったり、牛河が活発になったり、猫の街が出現したり、混沌が深まった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新潮文庫
- 感想投稿日 : 2022年12月3日
- 読了日 : 2022年12月3日
- 本棚登録日 : 2022年11月23日
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