1962年から 1964年
新選組副長・土方歳三の生涯。
東京の片田舎、武蔵国多摩で、バラガキで百姓の息子である、歳三。
幕府の浪士徴募に、大和武士と成らんとして、同道場の近藤勇らと、共に京へ出立。
浪人集団を、とにかく強い組織にすることを目標とし、新選組を結成。
剣の腕前と、組閣力は、確か。
数々の維新志士達との闘いに明け暮れる。
そこに、思想とか主義は、読めない。
とにかく、切る。
もう、幾つ手首が転がったんだかわからない。
強い集団を作る、武士としてのステイタスを得ること、それが、原動力。
歴史の流れの中央部へ向かっていく、偶然と必然。
誰も止められない怖さ。
近藤との折り合いも悪くなりつつ、周囲から疎まれ始め、下巻へ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新潮文庫
- 感想投稿日 : 2022年2月20日
- 読了日 : 2022年2月20日
- 本棚登録日 : 2022年2月20日
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