たそがれ清兵衛 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年7月15日発売)
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本棚登録 : 2251
感想 : 216
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周平忌・寒梅忌
タイトル「たそがれ清兵衛」と他7編。
どの作品もストーリーは、似ている。
普段は、何かしら陰口を叩かれるような、城下の人材達が、実は凄腕剣士。自らは、その腕を見せる気はないが、どうしても必要とされれば、きっちり片付けます。
彼らが、自分の能力自体にも興味がなさそうなところが面白い。
時代は、違っても、社会問題は同じかな。
裏金疑惑、介護にDV、不倫疑惑まで。
それぞれ違うパターンの駄目な感じの侍にそれぞれの流派をキチンと書き分けて、読みやすい時代物。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学忌
感想投稿日 : 2024年1月26日
読了日 : 2024年1月26日
本棚登録日 : 2024年1月26日

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コメント 4件

傍らに珈琲を。さんのコメント
2024/01/26

これって昔、真田広之さんが主演されてたものですかね?観てないのですけど。

おびのりさんのコメント
2024/01/26

そうそう、宮沢りえさんと。
観てないけど。
映画は、この短編3編ぐらい使っているみたい。

傍らに珈琲を。さんのコメント
2024/01/26

あ~!そうそう!宮沢りえさんでしたね!
「たそがれ清兵衛」を思い出そうとしたら何故か「武士の一分」が浮かんでくるぞ?と思ったら、こちらも藤沢周平さんでしたね。

土瓶さんのコメント
2024/01/30

えええっ!?
傍らに珈琲を。さんもおびのりさんも観てないの?
あれは観るべき傑作ですよ。
俺は2,3回は観ました。テレビでよくやってたので。ちらっとでも観てしまうと気がつくと最後までもってかれてしまうんですよね。
原作と見比べると山田洋次監督の力量がわかります。
原作は……。

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