ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2011年3月25日発売)
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北鎌倉にある一軒の古本屋「ビブリア古書堂」
古い家々が並んでいる通りにある、古びた木造の建物を想像しただけでわくわくしてきます。
五浦大輔の、亡くなった祖母が持っていた『漱石全集』が、この物語の語り手大輔と「ビブリア古書堂」を結びつけることになる。
祖母の大事にしていた『第八巻 それから』と、孫に大輔と名付けたことと、誰にも知られなかった祖母の秘密の恋。
「人の手を渡った古い本には、中身だけではなく、本そのものにも物語がある」
「ビブリア古書堂」に持ち込まれたさまざまな本の謎を、若くきれいな女性の店主が解き明かしていく。
今まで知らなかった古書の魅力や奥深さを感じることができるし、この書店に集まる人々の繋がりも面白い。
極端に内気な性格で、並外れた本の知識と洞察力を持つ店主の篠川栞子さんと、本を読めない「体質」の五浦大輔のその後を、ずっと追っていきたくなった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
三上延
- 感想投稿日 : 2022年5月3日
- 読了日 : 2022年5月3日
- 本棚登録日 : 2022年5月3日
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