バクチ好きの鷹、本好きの大学教授悟、体育会系中学校教師の勲、バー経営の女好き葵。
高ニの由紀夫には父親が4人もいて、母親と父親4人と由紀夫の6人で暮らしている。
伊坂氏の描く家族のお話はどこか風変わりで、現実には有り得ないんじゃないかと思いつつも、嫌みがこれっぽちもなくて面白い。
中間試験期間にもかかわらず、高校生の由紀夫が同級生たちと社会のトラブルに巻き込まれ、個性的で正義感の強い4人の父親それぞれが、由紀夫に大人の世界を教えてくれる。
なんて魅力的な展開。母親の知代さんはほとんど出てこないけれど、アクションあり冒険ありで、息子と4人の父親との関係がとても羨ましかったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
伊坂幸太郎
- 感想投稿日 : 2024年1月1日
- 読了日 : 2024年1月1日
- 本棚登録日 : 2024年1月1日
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