物語の舞台となる〈花咲小路商店街〉は、伝統と歴史と人情味のある、さびれかけた商店街。
英語塾を営む亜弥は、父と二人きりで暮らしている。
70歳になる父は、日本に帰化したイギリス人で、若い頃は美術品を中心とする伝説の大泥棒だった。
商店街に巻き起こる謎を解き明かし、大企業による買収話も独特の手法でものの見事に解決する英国紳士の父と、亜弥の幼なじみの克己と北斗の名コンビの活躍ぶりが、爽快で楽しい。
極悪人は一人も出てこないし、商店街の人たちを巻き込んでの大掛かりな仕掛けに圧倒されつつも、最後はハッピーエンドで幕が閉じられていて、ほのぼのと温かい気持ちになれます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小路幸也
- 感想投稿日 : 2023年11月22日
- 読了日 : 2023年11月22日
- 本棚登録日 : 2023年11月22日
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