孔子、老子は性善説の経営、孫子は性悪説の経営、という話を何かで読み、読んでみようと思った。
戦い方の教科書。ひとつひとつ具体的で単純明快。論語のような、解釈の幅は生まれようもない。
戦術は理にかなっているなと思うものが多く、さすがに読み継がれるものはすぐれているのだなぁと感心した。
将が陥りやすい5つの危険
必死すぎ、助かろうとする、短気なこと、清廉潔白なこと、民衆へのおもいやりをもちすぎること。
5番目は、神経が参ってしまうからだめなのだそうだ。
確かに。
策略、奇策の類が多く、中国人のしたたかさは、こんなところにすでにみてとれる。
武士道の清廉潔白さはさしずめ、敵の思うつぼなのだろうな。
日本の美学は、やはり性善説なんだなあ。
でも、性善説でいたいよな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
思想・哲学・考え方
- 感想投稿日 : 2011年9月13日
- 読了日 : 2011年1月8日
- 本棚登録日 : 2011年9月13日
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