孫子の兵法

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  • 産能大出版部 (1979年12月15日発売)
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感想 : 6
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孔子、老子は性善説の経営、孫子は性悪説の経営、という話を何かで読み、読んでみようと思った。

戦い方の教科書。ひとつひとつ具体的で単純明快。論語のような、解釈の幅は生まれようもない。

戦術は理にかなっているなと思うものが多く、さすがに読み継がれるものはすぐれているのだなぁと感心した。

将が陥りやすい5つの危険
必死すぎ、助かろうとする、短気なこと、清廉潔白なこと、民衆へのおもいやりをもちすぎること。

5番目は、神経が参ってしまうからだめなのだそうだ。

確かに。


策略、奇策の類が多く、中国人のしたたかさは、こんなところにすでにみてとれる。

武士道の清廉潔白さはさしずめ、敵の思うつぼなのだろうな。

日本の美学は、やはり性善説なんだなあ。

でも、性善説でいたいよな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思想・哲学・考え方
感想投稿日 : 2011年9月13日
読了日 : 2011年1月8日
本棚登録日 : 2011年9月13日

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