城の崎にて。
久しぶりに読み返しましたが、文章が美しいです。
静かに横たわる蜂の死骸、死ぬまいともがき苦しむ川に落ちた鼠、筆者が投げた石にあたって偶然死んでしまったイモリ。
そして、電車にはねられるも生きながらえた筆者。療養中の筆者の暗い気持ちが、蜂と鼠とイモリを通じて、生々しく描かれています。
大学生のときにこの本を読んで感動して、一人で城崎旅行した思い出がよみがえりました。懐かしい大切な一冊。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年7月26日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2019年7月26日
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