「三十歳―――今後に予想される孤独の十年間。独身の友の数はほそり、感激を蔵した袋もほそり、髪の毛もまたほそってゆくことだろう。」(pp.225)
フィッツジェラルドの文章は読みにくくて最後までなかなかすっと物語が入ってこなかったが、(物語の本筋とは全く関係ないが)「感激を蔵した袋もほそり」という表現がいい、凄くいいなと思った
30代を間近に控えた微妙な感情を救い上げるこれ以上ない表現だなと思った
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- 感想投稿日 : 2016年4月9日
- 本棚登録日 : 2016年4月9日
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